天敵(てんてき)の働(はたら)き
問題12の答(こたえ)は、「はい」です。
それぞれの害虫には、その害虫を食べてしまう天敵(てんてき)が何種類(なんしゅるい)もいます。例えば、イモムシの天敵にはどんなものがいるでしょうか?
イモムシの天敵としては、イモムシの幼虫(ようちゅう)が大好(だいす)きな小鳥(ことり)、アシナガバチ、スズメバチ、寄生蜂(きせいばち)、寄生(きせい)ばえなんかがいます。小さな幼虫は、アリやクモに食べられます。
イモムシがガになると、小鳥(ことり)やコウモリ、カマキリ、クモなんかが天敵になります。卵(たまご)のときには、卵につく寄生蜂(きせいばち)がいます。
このように、害虫には多くの天敵がいるために、例えば、100個の卵が生まれると生き残って卵を産める雌親になるのは、だいたい1匹ほどです。あとは、途中で天敵に食べられたり、葉から落ちたりして死んでしまいます。
害虫(がいちゅう)には、天敵(てんてき)が多(おお)くて、ふえるのが抑(おさ)えられているのがわかったかな。